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2015年2月18日 (水)

古典と教会式ラテン語の発音の違いについて

グレゴリオ聖歌を始めてからもう少し歌詞をきちんと理解したいと思い、
ラテン語初級の授業に通い始めてまず最初にぶつかった問題、それが
発音の違いでした。同じラテン語なのにどうして?と思いましたが、
言語は変化していくものだし、ラテン語は紀元前からいろいろな国で
使われていたのでその変化にも歴史が垣間見える気がします。

わかりやすい例が「聖書のラテン語」(足立昭七郎 熊本出版文化会館)
に掲載されていました。

「はじめてのラテン語」(大西英文 講談社現代新書 1997)によれば、
Cicero はキケロー(前1世紀)⇒キケロ(1~2世紀)⇒キーケロ(3世紀)
⇒チーチェロ(5世紀)と変化している

そんな中で私が注目しているのは基本としての古典と、グレゴリオ聖歌で
使われる教会式ですが、以前から疑問に思っていた悪魔祓いの呪文等の
発音は歴史的にも用法的にも教会式と思われます。というのも、前回の
字幕付きもに出てきた Exorcizamus te ですが、この Exorcizamusという
単語自体が古典の辞書には見当たりません。つまり、古典の発音をして
いた時代にはこのような悪魔祓いの呪文はなく、キリスト教がヨーロッパに
浸透してカトリック教会の制度が確立されてからできたものと思われ、
また悪魔祓いはカトリックの司祭によって行われるものですから、当然
教会式ラテン語の発音になると思うのです。

では、古典と教会式の違いは何かというと大雑把に3つあります。

1.二重母音 ae, oe の読み方
古典では ae「アエ」oe「オエ」
教会式では どちらも「エー」

例:aeternae:古典「アエテルナエ」教会式「エーテルネー」(永遠の)
terrae:古典「テッラエ」教会式「テッレー」(地上の)

 

2.c の読み方
古典では [k] の発音
ce「ケ」ci「キ」cae「カエ」coe「コエ」
教会式でも基本は同じだが、母音 e,i,ae,oe の前では [tc]
ce「チェ」ci「チ」cae「チェー」coe「チェー」

例:caelum:古典「カエルム」教会式「チェールム」(天、空)

 

3.g の読み方
c と同じく教会式では母音 e.i.y の前で[dj]
古典:ge「ゲ」gi「ギ」gy「ギュ」
教会式:ge「ジェ」gi「ジ」gy「ジ」

例:angelus:古典「アンゲルス」教会式「アンジェルス」(天使)
regina:古典「レーギーナ」教会式「レージーナ」(女王)

 

他にも hは発音しないとか、i に挟まれた h は「キ」になるとか
humanus「ヒューマーヌス(古典)」「ユーマーヌス(教会式)」(人間の)
nihil「ニヒル(古典)」「ニキル(教会式)」(何も~ない)
mihi「ミヒ(古典)」「ミキ(教会式)」(私に)

あと重要なのを忘れてた。古典では v は [u] ですが教会式はそのまま[v]で
Vade「ワーデ(古典)」「ヴァーデ(教会式)」(去れ)

 

教会式については今後もグレゴリオ聖歌の会で知識や実際に使う機会が
増えそうです。古典についてもKさんとの自主勉強会で深めていきたいと
思います。混ざることがありますが、教会式のほうは歌の場合はすんなり
出てくるので、ある意味"歌いやすい発音"とも言えるかもしれません。

 


 


 


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