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2014年10月12日 (日)

ラテン語でちょっと哲学?

先日ラテン語の講座で出てきた問題文でこんなのがあった。

Qui parcit malis, nocet bonis.

関係代名詞と形容詞の名詞的用法の例文と言えるでしょうが、訳すと

「悪人を容赦する者は善人に害を与える。」

といった感じになる。

(ちなみに、それぞれの単語の活用は以下の通り。

Qui:関係代名詞の男性・単数・主格 「~するところの人は」
parcit:動詞 parco(容赦する/与格支配)の現在・3人称単数
malis:形容詞 malus(悪い)の男性・複数・与格
nocet:動詞 noceo(害を加える)の現在・3人称複数
bonis:形容詞 bonus(善い)の男性・複数・与格


と、文法の解説が終わったところで先生が「さてこれはどういう意味でしょうかね。
悪いことをする人を許す人は善いことをする人にどのように害を与えるのでしょうね。」
という質問というか投げかけをしたのだが、皆「えっと...」という感じで沈黙になって
しまったのだが、ここ何回か参加者の皆が少しこういった議論とはいかないまでも
意見交換のような雑談タイムに馴染んできた感じがあったので、ちょっと私も思い切って
「悪を見過ごすことで、」なんて言い出したものの、うまく後が続かなくて先生が
「善人がその犠牲になる」みたいな補足をしてくれて結局その場ではお茶を濁す結果と
なってしまった。ああ恥ずかしい。

しかし帰途の電車の中などでいろいろ考えているうちに、「悪を見過ごすことで
人の善なる部分が損なわれるというか害されていく、みたいな?」とすると、
この malis と bonis は形容詞の男性・複数なので一般的には「~(形容詞)な人」
と訳すのだが、これを比喩的に捉えてそれぞれ人の心の悪い部分と善なる部分みたいな
解釈もできるな、などと思い巡らしたりして。

要するに、悪は放っておくとたやすく蔓延り簡単に善を浸食してしまう。
悪いこととわかっていて見て見ぬふりをしてそのままにしておくのは
自他の善を汚し損なうのと同じことである。そのようにして善は害されて失われていく。


と、まあこのように例文でもいろいろ考えさせられることがあるので、単に問題集を
回答していくだけとは違う楽しみもあり、答えがひとつでないこともあるのも
ラテン語の面白いところであり難しいところ。

対格不定法とか分詞とか奪格の独立的用法とか、どんどんややこしくなってきて
グレゴリオ聖歌の歌詞の解明が進みつつ、わかったと思ったら次の謎が出てきて
これはほんと一生楽しめますな。とか余裕こいてる場合じゃないよ。宿題やらねば!

 

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