「天使と悪魔」に出てくるラテン語
映画「ダ・ヴィンチ・コード」の第2弾「天使と悪魔」をたまたま見ていたら、
ちょっと気になるというか引っかかるシーンが。。。
どっかの教会の床にかかれた絵とラテン語が映され、字幕に"空からの死"と
出るのだが、「え?」と思ったのだ。
「空からの死」という文自体ちょっと「?」なのだが、床に書かれたラテン語が
"MORS AD CAELOS"だったように見えるので、え?訳違うんじゃない?と
思ったのだ。ずーっとずーっと気になっていて、先日また放送があったので
録画して確かめてみたら、やっぱり "MORS AD CAELOS"だった。
これだと訳としては「空への死」になるはずだ。
MORS は「死」という意味の名詞morsの主格、AD は「~へ」という意味の
前置詞、CAELOS は「空」「天」という意味の名詞caelumの複数体格で、
前のadとセットで「空へ」「天へ」という意味になる。だから私なら「天へと向かう死」
とでも訳すかな。
「空からの死」だったら "MORS AB CAELIS"のはずじゃないかなあ。
(abは「~から」(奪各支配)、caelisは複数奪格)
字幕の訳が間違ってるのか、映画の中のラテン語が間違ってるのか、
原作を読めばわかるんだろうけど、まあそこまではしないけど、
でも気になる。誰か気づいた人いないかなあ。すでにファンの間では
大問題になってるのかしら。わかんないけど、とにかくラテン語が
ちょっとわかるとこういう楽しみ方もできるんだわとちょっと実感。
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