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2013年11月25日 (月)

色彩は光の振動である

9月に急性腸炎で入院していた際、痛みが「死にたい」と思うレベルから
日常生活の範囲内で「痛~い!」というレベルに下がって、痛み止めが
効かなくなりつつその副作用なのか何なのか幻覚というにはハッキリと
しすぎているヴィジョンといったほうがしっくりくるそういった映像が
目を閉じていても妙に細かいところまで見える、というか見せらている
というほうがしっくりくるそんな体験が続いたことがあった。

どんな映像が見えるかというと、見えるというか網膜に映し出されて
いる感じで無理やりにでも見えてしまう。つまり目を開けていても
天井にそれが映し出されているので目がチカチカする。天井とその
映像を同時に見ている。何か素材としてはどうということはない
どちらかというと嫌いなタッチのCGアニメのような表現描写が妙に
細かいところまで鮮烈に描き出されていく。家具だったり人の顔が
ものすごいアップになっていきつつ細かい影や皺まで付け加わっていって
リアルになっていく。なぜこの素材なのか。どうせならもっと見たいのが
いろいろあるのに。というようなバランスの悪い映画みたいだった。
あまりにもそれが続いて目が疲れるので目を閉じてみたが相変わらず
稚拙な素材に高度な表現描写が展開され続け、そのうち今度は隅のほうに
枯れ枝のようなものが現れ、それがみるみるうちに細かく枝分かれして
広がっていった。最初はカビかなんかを拡大して見てるのかと思ったが
もしかしてこれが私を苦しめている菌なのでは?などと思ったりした。
そう、まるで顕微鏡で何百倍にも拡大した菌やウイルスのようだった。

そんなのが3日くらい続いたが、症状が改善されると共に見えなくなった。
そして退院して外を歩けるようになって驚いたのが色と光の見え方だった。
まず木々の緑がものすごい立体感と躍動感で、恐らく紫外線だと思うのだが、
太陽の光の強烈さと周囲に満ち溢れる光の振動に思わず興奮してしまった。
色は、それぞれ振動しているのだ。色を見ているというよりは、光が発する
振動なりエネルギーなりを感じていた。あの時はっきりとわかった。
色とは光の振動なのだ。そしてこの世界の物質は振動を発している。

だから写真や映像では伝わりきらない、再現しきれないものがあり、
かえって優れた絵画のほうが感動する場合があるわけだ。あの光の
振動の感覚を画家が一度吸収して絵画という次元に変換しているのだ。

今はもうあの時ほどの鮮明さはなくなったが、今年の紅葉はさぞ
すごく見えるだろうと思い、実際朝晩と日中の気温差が激しいので
かなり美しい景色を楽しんではいるのだが、実は期待した見え方とは
違った。確かに太陽の光に照らされ燃えるような赤、輝くような黄、
などの様々な紅葉の色合いは素晴らしいのだが、1本1本の木だけに
フォーカスしてその葉を見てみると、色の振動が非常に弱い。
色のエネルギーが薄まっている。その色は生命力と共に奪われていく。
もちろん、紅葉というのは葉が枯れていって色素が抜けていく過程に
起こるものなので当たり前といえばそうなのだが、こんなふうに
実感したことはなかった。

ああ、だから紅葉は喜びというよりは儚さのほうの美しさなのか。
その美しさにどこか悲しさや胸がきゅっと締め付けられるような、
ちょっとしたことで壊れてしまうような脆さと繊細さを感じるのだ。
春のあの生命力と喜びに満ちた新緑や桜のあふれんばかりに
躍動する色の瑞々しさとはまったく逆の美しさなのだ。だから春は
桜や新緑を見て気分が高揚するのに、秋の紅葉は何ともいえない
切なさに浸っていたいようなしっとりした気分になるのだ。

そして枯葉が冷たい風に舞う頃には一体どんなふうに見えるのだろう。

 

 


 

 


 

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