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2010年3月23日 (火)

"immanence"

「DUNE」原作を英語で読破の後はラヴクラフト。こないだNY公演に
行った旦那さんがお土産に私の好きな「狂気の山脈」が入っている
ラヴクラフト作品集を買ってきてくれたのだ。年代順に作品が
収められているからか、最初のほうは「ウルタールの猫」など
短編でわりと読みやすくて、「DUNE」に比べたらどんどん読めて
わかりやすい!とか思ってたら、「ピックマンのモデル」あたり
からラヴクラフトの絵画論、芸術論みたいなものも展開され始め、
物語というか、論文みたいになって、エライことになってきた。

「銀の鍵」はもう大変。あれもランドルフ・カーターを自分自身の
分身みたいにして、自らの哲学思想や社会批判みたいなのが
強烈にまくしたてられてる。前半は気が狂いそうになった。
ただ、言っていることはよくわかるし、共感もおぼえる。
日本語訳と照らし合わせながら、それでもよくわからないところも
あるが、英語のほうが情景が浮かびやすかったりするところもある
ので、大変ではあるけど、読むのが苦ではなくむしろ楽しい。

今は「未知なるカダスに夢を求めて」をじっくりと堪能中。だいぶ
慣れてきたのと、トールキンで鍛えられたのか冒険物語ものは得意
だし、そういう物語でよく使われる英語での表現やリズムが自分に
馴染み深くなっているので、日本語で読んだ時よりも自分の中で
その世界がさらに豊かで詳細なイマジネーションにより創造され
彩られていき、広がっていく。日本語訳もP.K.ディックも訳して
いる方だけあって、なかなか味わい深く、2倍楽しめる感じだ。

「DUNE」は哲学と宗教と政治と神話が融合したSFといった感じで、
精神世界の表現が抽象的、概念的で難しいところが多々あり、妙に
詳細な描写があると思えば、いきなり数年も経っていたり、でも
物語としてはわかりやすいというか、単純なストーリーと言える。
しかし「未知なるカダスに夢を求めて」や「銀の鍵」などは、
体系化されきっていない不完全な神話や未知の存在が曖昧ながら
強烈にかつ象徴的に出てきて、それが物語の中核を成しているので
一般的には非常にわかりにくいのではないかと思う。それでも
その世界観に魅了される人も多く、スティーブン・キングなどにも
影響を及ぼしているし、その先駆性と普遍性は偉大なものだ。

さらに、DUNEとの共通点というか共通概念みたいなのを発見した。
どちらにも immanence という言葉がよく出てくる。
あらゆる時間、空間に同時に存在するっていう、あれ。クイザッツ
ハデラッハであり、大いなるものどもであり、外宇宙の蕃神...
いやー、ラブクラフトは早すぎたんだよな... 当時はことごとく
社会的に評価されてないところとか、痛いほど共感しちゃうよ~。

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コメント

DUNEというのは、ひょっとして、ドイツ製?の映画になったのでは?

あの映画は、長くて見るのが大変だったけど。
でも、いまや内容はほとんど覚えていません。

勘違いだったらゴメン。

日本語で出てるラブクラフト全集6巻ですね!私も中学生くらいのときに読みました。当時は何度読んでも意味がわからなかったけど、今読んでみるとまた違うのかもしれないなぁ…!
英語が読めるのはとても羨ましい!堪能してきてくださいませ!(*゚ー゚)ノ

iwaomaさま

DUNEは1965年フランク・ハーバートによって書かれた小説で、1984年にデヴィッド・リンチ監督によって映画化され、ちょっと前(2006年頃)にアメリカでTVシリーズにもなった伝説的名作です。
映画はあれでも原作よりだいぶわかりやすくしてありますcoldsweats01。壮大な話なのでロード・オブ・ザ・リングやスター・ウォーズのように3部作とかにしたら良かったのかもしれません。でも今見ても面白いし、よくできてると思います。まあ、マニア向けですけどね(笑)。

水纓さま

そうそう、日本語のは全集6巻です。中学生のときですか?スゴイですね!ラヴクラフトを好き好んで読む女性なんて私くらいかと思っていたのに(笑)
今読むとまた違うと思いますよ。短いやつから読むといいです。「ウルタールの猫」などおススメします。そんなに気持ち悪くないし^^;
英語はトールキンにハマッたおかげで鍛えられました。もちろん最初は学校で習った英語とはかけ離れていてワケわかんなかったけど、日本語訳と照らし合わせながら何度も繰り返し読むうちに、自然と理解力が深まったようです。特に風景の詳細で繊細な描写や、台詞の詩的な表現などは英語のほうが直接的にイメージしやすくなりました。慣れです、慣れ。

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